エフェクターの使い方や繋ぎ方を解説 評価 感想やレビューを中心にマニアックなセッティングも紹介

PEAVEY HFD-2 HOTFOOT DISTORTION

6月 12th, 2008

peavey_hfd-2.JPGとても珍しいPEAVEYのエフェクターHFD-2です。PEAVEYでもエフェクター出してたんだ~という感じですね。

デザインもどことなく存在感が有り、made in USAなのでガッチリとした筐体とずしんと重たい感じがアメリカンです。

ホットフット・ディストーションという名前ですが、どんな意味かわかりません。フットスイッチは変わった形状をしていますね。ここは硬いゴムで出来ていますが、踏んだときのクリック感はありません。でもスイッチ部が大きいのと硬い感じが、ガツんと踏んでも良いようなワイルドな感じが伝わってきます。

操作はLEVEL PRESENCE DISTORTIONと並んでいます。確かにトーンではなくプレゼンスと呼ぶのがふさわしいです。最低にしても太く迫力ある音でPRESENCEを上げていくと高音がプラスされる感覚です。

音はメタル系とハードロック系の中間という音で、全体的には多少ブリブリ感があり太い音です。でもメタル系のような中音も強調してあり、力強い音がソロ弾きには良い感じです。

DISTORTIONを絞るとオーバードライヴっぽくもなります。かなり可変幅は広いですね。

ちょっとだけ変わったドライヴを探している方には良い選択肢になります。

ARION MTE-1 TUBULATORの改造5

6月 9th, 2008

step6

いよいよこの改造も大詰めになってきました。今回でほぼ完成しますので、もうちょっと頑張りましょう。

step6.増幅部の定数変更

用意するパーツ:
1kΩ  1/4Wカーボン被膜抵抗 1本
10kΩ 1/4Wカーボン被膜抵抗 3本
0.22uF フィルムorマイラコンデンサー 1本
0.22uF タンタルコンデンサー 2本
470uF/25V 電解コンデンサー 1本

mte-1_step6_1.JPG中低音の増強に加えて高音をシャキっとさせ、音にメリハリを付けます。

作業としては写真にマークしておきましたので、下記の説明に沿ってパーツを交換してください。

ではまず増幅部のR9とC7を変更しましょう。
R9を1kへ変更
C7を0.22uFへ変更
上記2点のパーツはTS系の歪みにとって一番音を左右する部分で、組み合わせによっていろいろな音がでます。今回はLandgraff Dynamic Overdriveと同じ数値に揃えてみました。ゲインが上がり低音が増幅され、高音がシャキっとします。

R7を10kへ変更
このR7はDISTツマミを絞りきったときの歪み量を調整する抵抗です。上記の変更でゲインが上がったのでR7の数値を下げます。

R3を10kへ変更
このR3は電源部分です。本来はR3とR2は同じ数値でなければいけないのですが、MTE-1ではわざと変更しオペアンプへの電源供給のズレを生じさせ、少ないゲインで歪みを得ていました。言ってみればこれが音の線が細い原因だったのです。
R3とR2の数値を同じにすることでズレをなくし、よりクリアで力強い歪みにします。

mte-1_step6_2.JPG
VR2(Tone)1と3の間に10k抵抗を付ける
トーンもやはり音を大きく左右する部分です。MTE-1では10kの可変抵抗でトーンが成り立っています。そこに10k抵抗を付けることにより、抵抗値を半分にして5kの可変抵抗としてみなすことができます。
何を意味するかと言いますと、コントロールする周波数を変える事により、キンキン言う音を抑えて、シャキっとした音を可変できるようにしました。言ってみれば倍音の調整ですね。
これはLovepedal Eternityの真似をさせていただきました。エタニティはトーン最低で本来の音、トーンはトレブルブースターという概念です。
今回はそこまで極端には設定せず、普通のTSやランドグラフとエタニティの中間ぐらいにしておきました。
作業的には写真の通り基板の裏側へ付けることになります。接続部を良く確認し他へハンダが流れ込まないように注意してください。

ココから先はオプションです、大きな音の変化はありません。

C6、C11を0.22uFタンタルコンデンサーに交換
ここはトーン部分で全体の音質を大きく左右すると前述しました。しかしMTE-1ではここにコストの安い電解コンデンサーを使っています。TubeScreamerではこの部分はタンタルコンデンサーですので、それに合わせて交換しておきましょう。

C1を470uF/25Vに交換
これは音には無関係です。なぜ交換するかと言うと、将来的に電源を昇圧、あるいは電圧の高いアダプターを挿しても耐えられるように、コンデンサーの耐圧を上げておきます。

はい、これで完成です。お疲れ様でした。
今回はちょっと長くなってしまいましたが、全てが関連することなのでいっきに作業してしまいました。

安いMTE-1が生まれ変わったような音になりましたから、作業も楽しくなりますね。

試奏した感想、評価&レビューはWEBページにまとめました。